ご挨拶

はじめまして

この度は弊社HPをご訪問頂きありがとうございます。

(株)日米商会は昭和2年(1927年)にアメリカの塗料メーカ『フィンチアンドカンパニー社』の輸入代理店として創業しました。戦後は主にエポキシ樹脂を原料とした特殊塗料を自社で研究、開発、販売を始めました。
当時、まだそれほど一般的ではなかった2液混合タイプの塗料は『調合後お昼休みに行って戻ってきたら硬化していて使えなかった』などクレームが相次ぎ、それならばと自社で施工する『責任施工』の会社へと変遷していきました。

90年以上の長い間に業態は販売店からメーカーへ。メーカーから施工会社へ。
15年ほど前から遠方のお客様に『材料を送ってくれたら自分たちで応急処置をしたい。』というお声を頂くことが増え始め、再び販売にも力を注ぐようになりました。
また、扱う製品もいわゆる『ペンキ』から『もっと強く。もっと早く硬化するもの。もっと低臭なもの。』へと一般的には扱いにくい、けれど強度はピカイチ、まるで『暴れ馬』の様な癖の強い塗料に特化した時代を経て、現在『強度も大事だけど、未経験の方にも扱いやすい製品づくり』の時代に入って参りました。

日米商会丸イメージ

世の中がこの先、急激なデジタル化、自動化が進むであろうと予測したとき、『日米商会はどこへ向かって、どのように進んで行くべきか。』と考えました。そして、小さな『日米商会丸』という船はこれまでどうやって幾多の困難を乗り越えてきたのだろうかと。
見えてきたのは、いつの時代も不器用ながら『正直でいること』『お客様のお悩み、相談事に対し自分たちにできることを探す。共に考える。』『初めての事にもチャレンジしてみる』『問題の本当の原因、出発点を探す。』『感謝をする』ということでした。

それから改めて気づいたことは『続くとは、=必要とされ選ばれてきた』ということ。

これからの時代、私たちに求められることは『相談できる場(企業)であること』『共に走ってくれる存在』など、
『セルフサービス』『自己責任』『大量生産品を大型店で販売』『ぱっと見、安いが諸々オプションで結果的に高額になる仕組み』などとは真逆の存在であり続けること。
不器用でも、一見効率が悪そうに見えても、目の前のお客様の一件、一件に丁寧にお応えする。
お客様が安心して補修作業ができるようにサポートさせて頂くこと。
高価であっても高品質な原料を惜しみなく使用した製品は耐久性に優れ、『補修サイクル』を延ばすことができる。=資源を大切に使うことで環境への負荷の軽減に貢献したい。
結果としてお客様から頂ける『ありがとう。とっても使いやすかった。』『経過は良好。次回も是非使いたい。』
などというお言葉に私たちもやりがいと誇りを感じ『もっといい提案ができたのではないか』と探求していく好循環が目の前の問題解決に向き合う原動力となっています。

これからも私たちの製品や行動が『ありがとうが循環するきっかけ』であり続けられたら、『日米商会丸』もおのずと存続していけると考えています。
『わが子』の様な製品がお客様のもと、適材適所で本領を発揮し、お客様のお悩み解決のお役に立てることをスタッフ一同心より願っております。

株式会社日米商会
代表取締役

2023年12月改訂